リレンザでの予防とは

鼻をかんでいる女性

リレンザはインフルエンザの治療薬として汎用されています。
この薬はウイルスの表面にある酵素を阻害することでインフルエンザウイルスの増加を防ぎ、選択的にこのウイルスを死滅させます。
リレンザは処方箋医薬品であって厚生労働省によってその用途、使用法が規定されています。
このリレンザは治療目的であれば1日2回2吸入ずつ5日間の使用でインフルエンザを治療することができます。
一方で上記のような作用機序であることから、インフルエンザの予防として使用することもできます。
この場合は治療目的の半分の量である1日1回2吸入を10日間吸入することになります。
また、その予防効果は使用している10日間のみ有効で、インフルエンザワクチンのように長期間その効果が持続する訳ではありません。
したがって、例えば学校の受験など、この日はどうしてもという特別の事情があるときに使用することが適切です。
1シーズン中のインフルエンザの感染予防に使用することは物理的に出来ません。
この場合は、インフルエンザワクチンを冬の初めごろに接種することで1シーズンの予防を行うことができるのでこちらを検討するべきです。
また、インフルエンザ予防にはインフルエンザワクチンの接種が第一に選択されるべきもので、ワクチン接種を行わず初めからリレンザによる予防を行うことは良いとは言えません。
これは上記のような理由もありますが、ワクチン接種で予防できるものをわざわざ避けて国民の保険料を利用してリレンザで予防するという考え方が厚生労働省としても保険者としても認められないことでしょう。
インフルエンザ流行中にどうしてもという日があれば受診して医師に相談してみましょう。